2018なかやま史跡ウォーキング 埴原城は歴史の宝庫
12月に入ったというのにアルプスの雪は少ない。このところ朝方は冷えて日中は暖かな日が続き山々の稜線もくっきりと浮かび上がる。
12月1日は曇り、朝から強い風が吹き付ける日となったが参加予定の人達が早くから公民館に集まってきて予定通り9時に出発。風は弱まる。
年貢米の保管所となった「郷倉」で地元の歴史に精通する赤羽重信氏に説明をうけその後もご同行していただく、そして「蓮華寺」と脚を進め市の文化財課の職員と合流。
その後2時間ほど山道をゆっくりと登りながら埴原城の説明をうける。
ふつうお城と聞けば天守閣を思い浮かべるがそれとは違う、ということを初めて知った。
「寝泊まりをする常駐の城ではなく、有事の時に機能する砦の様なもの。」だったという。
尾根を横に切り裂くように掘った「切堀」や「平場」とよばれた広場、縦に掘られた竪堀、その土で盛られた「土塁」など、説明をうけないと見過ごしてしまう軍事上の要所をたくさん見ることができる埴原城址は「要所が明確に残されたきわめて貴重な城址である。」と説明されて一同「ほー」っと頭を縦に振るのであった。
下山し埴原神社に寄って、再びの登り。あと少し。
埴原南構造改善センターにたどり着かねば美味しいお蕎麦にありつけないのだ。
そして「そば振興会」の皆さんに手塩に育てた蕎麦を用意してもらいありがたく頂く。絶品。
参加者にそれぞれ紹介をしてもらうと県内各地から、遠い方は神奈川県からの参加者あり、城址に興味のある方、昨年のお蕎麦が美味しかったから参加したと言われる方とそれぞれだった。
年末の歌声喫茶の宣伝をしてみんなで「青い山脈」「信濃の国」を歌って再び中山公民館へと歩き着いたのは午後の2時半であった。