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公民館長の熱海の旅(^^♪・・・雑文雑画

ああ 熱海の夜はふけて  11月も残すところ数日という26、27日に松本市内35地区のうち31地区の公民館長と中央公民館、事務局、合わせて33名の参加で県外視察が行われた。 ちなみに去年は姫路市。お城を通しての姉妹都市の関係もあってか、3年に一度は交代で行ったり来たりの視察が行われている。 今回の行先は東京・三鷹市と静岡・三島市。

三鷹市では先進的な小中一貫教育の「学園」の歴史と現状、地域の人々が学校教育に必要とされる「コミニュティ・スクール」への関わりを通しての教育のあり方の追及と評価が教育委員会及び「みたかCSサポートネット」よりお話があった。 正直ここまで地域が学校に関わるのかと驚いた。かつて学校というところは閉鎖性の強い面を持ち合わせていたし、今も学校を訪れる時には少しばかりの緊張感を覚えるものであるがこの街では多くの市民が学校に出入りしている。あるべき学校の姿の一つであろうと思う。

一路バスは熱海へ。  わが人生初の熱海、かつての新婚旅行のメッカ熱海、日本のハワイ熱海へは暗くなって着いた。宿は大きな「月の梄 熱海聚楽ホテル」、部屋は4人。僕と小笠原さんはすぐに温泉へ、橋本、下村ご両人は街の散策に出かけた。  湯は少しショッパくていい感じ。露天風呂に入っての顔にあたる風は冬の風ではない。あと数日で12月だというのになんて暖かいのだ。

「よろこんで!」  宴会が始まった。左側に島内の館長、右に和田の館長が座られた。むこうは知らなかったがご両人とも僕にとっては少なからずご縁があるのだ。僕の娘と僕の友人に縁がある。   ビールの追加を仲居さんに頼むと  「よろこんでー!」と大きな声が返ってきた。リーダー格のまあ、どう言えばいいのか、はっきり言って少し御歳を召したお姉さんであるが、少し訛りがあってフレンディーで実力派。

 「宮城の農家の娘だよー。漁師と結婚して7か月で別れたのー。合わないさー、農家の娘と漁師はー。」と独自の見解をハキハキと言われ、このお姉さんはどこからか「お酒―」と呼ばれると「よろこんでー!」と宴会場を飛び回るのであった。

 美味しい地酒も頂いてあとは寝るだけ。 「2次会は○○号室でやりまーす!」と誰かが言っていたが布団に入って3秒で眠ってしまった。

寛一・お宮  朝、少し体を動かそうと外に出た。海辺は眼下に見える。あそこまでいくと帰りはしんどい登りだ。「ここをまた登ってくるのか、やれやれ」と思いながらも坂を下って、海に出た。近くのコンビニの屋上は見晴らし台になっている。

 散歩の夫婦、ジョギングのお父さん、肩を寄せ合う恋人たち、夜明けの海辺はとても静かだ。いい所だなあー熱海は、とのんびり歩いていたら、いきなり「寛一・お宮」の像が現れた。

 この像は大丈夫か、どこかの国や団体から「DVだ!」「女性差別だ!」「撤去!」と言われはしないかと思いながらも「あたみーのかいがあん 散歩-するー」と口ずさむのだった。    登りの道をヨロヨロしながらわが宿に帰る。朝飯。

せせらぎの街とグランドワーク三島の取り組み

 伊豆半島の首のあたり(?)を横断するようにバスは山道をゆく。 「昨夜は皆さんよく呑んで交流もできてよかったでーす。あのお酒は一本(2合ほどか)1700円でした!それを○○本!」と報告されたときにはバスの中にどよめきがおこった。どうりで「よろこんで―!」というはずだ。   峠を越えると北側に富士山が見えた。雪は少ない。

 三島市に到着。小旗を持った方が迎えてくれてすぐに案内が始まった。が、早口でおまけに離れているものだから、何を説明してくれているのかわからない。  池を少し回ってから「源兵衛川」の中の遊歩道を源流にむかってみんなで歩いてゆく。富士の裾野に浸みこんだ水が月日を経て湧き出ている川である。    美しい。キラキラと光っている。

 街の真ん中を透き通る水が豊富に流れてゆく。かつてはゴミの川だったが、1990年ごろからの活動によって見事に再生を果たした。この活動を支えてきた一つがグランドワーク三島というNPO法人。そして多くの市民がこの活動に参加して川は蘇った。

 三島市を後にして沼津港に向かい昼食。文句なし。  それぞれ土産を買ったり、チコちゃんに怒られるかもしんないがボ~ッと海を眺めたりして過ごしバスに乗り込み、途中富士宮の浅間大社にお参りして、わが身のふつつかさを反省し帰路に就いた。

 初めての館長会県外視察はお天気にも恵まれ、勉強になった(ような気がする)研修であった。(中山公民館 鈴木)

帰路 八ヶ岳PA

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